2022.08.04長寿祝い・基礎知識
卒寿のプレゼントについてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも卒寿とは?」
「卒寿のプレゼントは何を選ぶべき?」
この記事では、卒寿に贈るオススメのプレゼントをご紹介していきます。
卒寿(そつじゅ)は、数え年で90歳、つまり満89歳のときにお祝いする習慣のことです。
中国が発祥の「還暦」や「古稀」などとは異なり、卒寿はこれらの風習から誕生した日本独自のお祝いごととして知られています。
そんな卒寿の名前の由来は、卒寿に使用されている「卒」という感じが関係しているのです。
「卒」の略字である「卆」という漢字を分解してみると、「九」と「十」という感じになりますよね。
このように分解したものを繋ぎ合わせて「九十」、このようにして90歳の長寿祝いのことを「卒寿」と呼ぶようになったのです。
また、卒寿には「鳩寿(きゅうじゅ)」という別名もあり、こちらも卒寿の考え方と同じように、「鳩」という感じの中に「九」が使用されていることから、90歳の長寿祝いのことを「鳩寿」と呼ぶこともあります。
還暦をお祝いするときのテーマカラーは「赤色」、古希をお祝いするときのテーマカラーは「紫色」などのように、長寿をお祝いするときにはそれぞれの年齢でのテーマカラーが決まってることがほとんどです。
卒寿のテーマカラーは「紫色」もしくは「白色」とされています。
また、卒寿のテーマカラーである「紫色」と「白色」はほかの長寿祝いのテーマカラーと被っており、「紫色」をテーマカラーとする長寿祝いには70歳の長寿をお祝いする古稀(こき)や77歳の長寿をお祝いする喜寿(きじゅ)、「白色」をテーマカラーとする長寿祝いには99歳の長寿をお祝いする白寿(はくじゅ)などがあるのです。
かならずしもテーマカラーに沿ったプレゼントを贈る必要はありませんが、もしテーマカラーに沿ったプレゼントを選びたいという方は、同じテーマカラーが使用されている長寿祝いがあることを覚えておくことで、よりプレゼントを選びやすくなるはずですよ。
現在の日本は非常に長寿な国として知られており「人生100年時代」とも言われています。
そのような長寿大国である日本であっても、卒寿をお祝いする90歳という年齢はとても長寿の部類です。
そのため、プレゼント選びではお祝いするお相手が喜ぶものを選ぶことはもちろん、それ以上にお相手の体調や健康面に配慮したプレゼント選びが大切になります。
とはいえ、実際に卒寿のプレゼント選びで悩まれる方も多くいらっしゃいますので、まずは卒寿のプレゼントに適していないNGなプレゼントの例を見ていきましょう。
卒寿のプレゼントで気をつけなければいけないNGなプレゼントの例は「和菓子・お菓子」と「旅行券」などです。
90歳にもなると糖尿病であったりと様々な病気を患っている方も多くいますので、そのような病気を悪化させてしまう危険性のある「和菓子・お菓子」などのプレゼントは控えるのが無難ですし、病気を患っていない方でも高齢から体が上手に動かすことができないという方は多くいらっしゃいますので、体を動かすことが必要となる「旅行券」などのプレゼントも控えるのが無難になります。
卒寿をはじめとする長寿祝いで贈るプレゼントを選ぶときに、もっとも重視するべきポイントは”お相手が喜んでくれるか?”ということですが、卒寿のプレゼントではお相手がいくら大好きなものであっても体調や健康に配慮したプレゼント選びが必要です。
卒寿を迎える方の近くに住んでいない場合も多いと思いますが、もし可能であれば事前にお相手の体調や健康面をリサーチしておくと良いでしょう。
卒寿は90歳の長寿祝いということもあり、体調や健康面に配慮したプレゼントが非常に人気を集めているのです。
そこで、卒寿のプレゼントでも特に人気の高いプレゼントのジャンルを4つご紹介していきます。
和室で過ごす方も多い、もしくは洋室でも座椅子に座って生活することが多い卒寿の方へ「腰に優しい座椅子」をプレゼントすることが人気を集めています。
「腰に優しい座椅子」は、座ったときの姿勢をサポートしてくれるだけでなく、クッション性に優れているため腰への負担を軽減してくれるのです。
体の冷えやすいご高齢者の方へのプレゼントには「上質な羽毛布団」も人気を集めています。
「上質な羽毛布団」は保温性・吸湿性にも優れていますし、布団自体がとても軽い素材ですので体に負担をかけません。
このように実用的なプレゼントはご本人も喜んでくれますので非常にオススメですよ。
横になることが多くなりがちな卒寿の方には「上質なパジャマ」もオススメです。
上質なパジャマは通気性・吸湿性に優れていますので寝ている間に汗をかいても嫌な感じがしませんし、何よりパジャマを着ていてストレスを感じることがほとんどありません。
質の高い睡眠は寿命にも大きく関係していますので、少しでも長生きしてもらえるように「上質なパジャマ」をプレゼントして就寝時も快適に過ごしてもらいましょう。
長寿祝いのプレゼントとして「杖」は“老いを感じさせるから避けるべき”とされていますが、卒寿をお祝いする年齢になると多くの方が杖を愛用しているのも事実です。
そのため、より歩行がしやすくなるような上質な杖を贈ることで、本人は老いを感じるどころか、とても喜んで杖を使ってくれるでしょう。
上記では卒寿のプレゼントに人気のジャンルをご紹介していきましたが、ここでは卒寿におすすめのプレゼントの具体例をご紹介していきます。
長寿祝いのプレゼントとして定番の「花・フラワーギフト」は卒寿のプレゼントとしても非常にオススメです。
同居人がいたり本人がお元気で、定期的なお手入れができる環境で生活しているのであれば、生花をプレゼントするものオススメですが、もし定期的なお手入れが難しい環境にお住まいなのであれば、もともと乾燥していてお手入れをする必要のない「ブリザーブドフラワー」をプレゼントすることも喜んでもらえますよ。
似顔絵ギフトも長寿祝いの定番のプレゼントですが、卒寿のプレゼントでは特にオススメです。
卒寿を迎えた方は現実的に寿命が長くはない年齢ですので、感謝の言葉を伝えられる回数が限られてしまいます。
そこで、似顔絵ギフトと一緒に日ごろの感謝の気持ちを書くことで、いつでも身近にご家族からの感謝の気持ちを感じることができるのです。
人生BOOKは、写真と共に自分史を振り返って一冊の本にするサービスです。
ただ自分史を1冊の本にするのではなく、写真を見たり話を聞いて人生に寄り添って作られる思い出BOOKですので、完成したときの感動はもちろん、卒寿を迎えるまでの人生を振り返る制作段階でも多くの感動を感じることができます。
この記事では、卒寿に贈るオススメのプレゼントをご紹介していきました。
卒寿は、現在の日本においてもとても長寿ですので、とてもおめでたい節目です。
少しでも本人に喜んでもらえるように体調や健康面に配慮したプレゼント選びを行い、素敵な卒寿の長寿祝いをしましょう。
少しでも素敵な時間になるように、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
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