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【デジタル終活】プライバシーを守ろう!死後のSNSアカウントの追悼・削除設定を解説|Facebook・Instagram・Twitter|

2022.04.06終活

デジタル終活第2弾!SNSアカウント(Facebook・Instagram・Twitter)の追悼・削除設定についてご紹介。

【デジタル終活第2弾!】ということで、前回のデジタル終活の記事に続いて、今回は「SNSアカウントの追悼・削除設定」についてご紹介します。「死後のSNSアカウントの管理について知りたい」「実際の申請先を知りたい」「死後のSNSのプライバシーが心配」などの方にお勧めの内容です。特に追悼・削除設定について知っておくことで個人情報・プライバシー保護に役立ちますのでぜひご活用ください。

そもそもデジタル終活とは?

デジタル終活とは、スマートフォンやタブレット、パソコン、クラウドなどに保存されたデジタルデータを生前に整理しておくことを言います。今回は死後のSNSアカウントの管理について、アカウントの追悼・削除の設定についてご紹介します。

追悼アカウントについて

追悼アカウントについてFacebookでは、「利用者が亡くなった後に友達や家族が集い、その人の思い出をシェアするための場所」としています。死後のアカウント管理は個人情報・プライバシーの保護の観点から重要ですが、それだけでなく残された家族や友達にとっては思い出などを振り返り偲ぶこともできます。死後のアカウント管理を検討する際は、本人の気持ちも重要ですが家族などの希望も聞いておくことで家族にも死後のアカウント管理方法を伝える機会にもなります。

Facebook|追悼・削除の設定方法(生前に死後のアカウント管理を決めることが可能!)

Facebookは、生前から死後のアカウント管理を決めることができます。ここでは、生前にできる「追悼アカウント管理人」と「アカウント削除」の設定。亡くなった後に家族が申請して行う追悼アカウントとアカウント削除についてご紹介します。

生前にアカウント本人が行う「追悼アカウント管理人」と「アカウント削除」の設定

「追悼アカウント管理人」は、生前のうちに死後のアカウント管理を誰に頼むかアカウント本人で選択することができます。「アカウント削除」を選択しておくとアカウント本人が亡くなったことを家族などがFacebookに報告するとアカウントが削除されます。

死後後に家族が行う「追悼アカウント」と「アカウント削除」の設定

アカウント本人が生前に「追悼アカウント管理人」や「アカウント削除」を選択していない場合は、家族の申請で追悼アカウントへ切り替えることができます。追悼アカウントに切り替えると、プロフィールの名前の横に「追悼」と表示されたり、投稿された写真や動画を引き続き見ることなどができます。追悼アカウントだけでなく、「アカウント削除」も可能です。設定を行うには、家族など代理人であることを証明するため、死亡診断書のスキャンデータか写真の提出が必要です。なければ委任を任されている証明として、委任状や出生証明書などが必要になります。申請・詳細はこちらより

<追悼アカウント管理人を選択> 申請はこちらより
追悼アカウント管理人は、死後の管理を任せる人のことです。①赤枠から追悼アカウント管理人を選択すると、選択した追悼アカウント管理人にお知らせが届きます。死後にFacebookアカウントを残したくない場合は、②赤枠「自分が亡くなった後にアカウントが削除されることをリクエストできます。」を選択します。

申請画面

②赤枠「自分が亡くなった後にアカウントが削除されることをリクエストできます。」を選択すると、次の画面が表示されます。「死後に削除」を選択すると、家族からFacebookに亡くなったことが報告されるとアカウントが削除されます。

申請画面(死後にアカウント削除)

<追悼アカウントの申請画面> 申請はこちらより
亡くなった本人が追悼アカウント管理人や死後のアカウント削除の設定をしていない場合は、家族や友達の申請によって亡くなった人のアカウントを追悼アカウントへ切り替えることができます。

申請画面

Instagram|追悼・削除の設定方法(追悼アカウントとして画像・動画はそのまま)

Facebookと同様で追悼アカウントを設定することができます。アカウントを削除する場合は、亡くなった方の出生証明書、亡くなった方の死亡証明書、亡くなった方またはその財産の合法的代理人であることを示す法的文書などが必要になります。
追悼アカウント申請:亡くなった人のInstagramアカウントが追悼アカウントになるとどうなりますか。
アカウント削除:亡くなった方のInstagramアカウントの削除要請

<追悼アカウントの申請画面> 申請はこちらより

死後のFacebook・Twitter・Instagramの追悼アカウントの設定方法
申請画面

Twitter|追悼・削除の設定方法(報告なければアカウントはそのまま)

TwitterはFacebookやInstagramのように追悼アカウントの設定がありません。家族などの申請によりアカウントを停止することができます。削除を行う場合は、まずは、Twitter|亡くなられたユーザーのアカウントについてのご連絡方法からアカウントの削除依頼を行ってください。その後、申請を行った方に身分証明書や故人の死亡証明書のコピーなど必要書類の提出手順のメールが届きます。
追悼アカウント申請:Twitter|亡くなられたユーザーのアカウントについてのご連絡方法

<追悼アカウントの申請画面> 申請はこちらより

死後のFacebook・Twitter・Instagramの追悼アカウントの設定方法
申請画面1/2


死後のFacebook・Twitter・Instagramの追悼アカウントの設定方法
申請画面2/2

エンディングノートに記録

使用しているSNSアカウントと死後のSNSアカウントの設定について明記しておくことでご家族がSNSアカウントの整理をしやすくなります。またご自身の個人情報・プライバシーを守ることにもつながります。

ID・パスワード・アカウント名の保存について

SNSアカウントのID・パスワード・アカウント名をエンディングノートに残して整理しておきましょう。亡くなった後にご家族がSNSアカウントの整理がしやすくなります。

追悼文を事前に用意

エンディングノートに「追悼文の内容」「追悼文掲載期間」「アカウント削除の時期」を記載しておくことで、ご家族は死後のアカウント管理がしやすくなります。

【まとめ】死後のSNSアカウントの設定

死後のSNSアカウントの設定(Facebook・Instagram・Twitter)について知ることで個人情報・プライバシーの保護になります。

今回は死後のSNSアカウントの設定についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。各種SNSサービスの死後のアカウント設定の特徴について表にまとめたので、ぜひご活用ください。エンディングノートも活用して、死後のSNSアカウントの設定について意思表示しましょう。

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