2022.07.07長寿祝い・基礎知識
傘寿のお祝いについてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも傘寿とは?」
「傘寿をお祝いするタイミングは?」
「傘寿の贈り物は?」
この記事では、傘寿のお祝いについてご紹介していきます。
傘寿(さんじゅ)祝いは「八十寿(やそじゅ)」とも呼ばれており、数え年で80歳を迎えた方の長寿をお祝いする習慣です。
傘寿祝いは奈良時代に日本で始まった日本特有の習慣ですが、もともとは中国で行われていた習慣を取り入れたものとされています。
また、傘寿の名前は「八十」という漢字が由来です。
「八十」という感じを縦書きにすると「傘」を略したときに書く「仐」という漢字に似ていることから名付けられました。
日本では、長寿のお祝いのテーマカラーが定められているのが一般的になり、還暦のお祝いであれば「赤色」、卒寿であれば「白色」などが代表的な例です。
そして傘寿をお祝いするときのテーマカラーは「紫色」もしくは「黄色」となります。
なぜ傘寿をお祝いするときに2種類のテーマカラーがあるかと言いますと、70歳をお祝いする”古稀”と77歳をお祝いするときの”喜寿”のテーマカラーである「紫色」と一緒にする説と、88歳をお祝いする”米寿”のテーマカラーである「黄色」と一緒にする説の2つがあるからです。
ただ、テーマカラーというのは昔ながらのお祝いの仕方ですので、かならずしもテーマカラーに沿った贈り物をする必要はありません。
もしテーマカラーに沿った贈り物をしたい場合は、お祝いする方の好みに合わせて「紫色」もしくは「黄色」を選ぶといいでしょう。
傘寿は80歳をお祝いする習慣であることは知られていますが、どのタイミングでお祝いするべきなのかを悩むことも多いでしょう。
そこで、ここでは傘寿をお祝いするタイミングをご紹介していきます。
傘寿をお祝いするタイミングは、数え年で80歳になったときにお祝いする場合、つまり年齢にすると満79歳のタイミングでお祝いすることが一般的です。
ただ、現在は傘寿をお祝いするタイミングについて決まったものはなく、満80歳でお祝いする場合も非常に多くなっています。
先ほどお伝えしたように、傘寿をお祝いするタイミングに細かい決まりは必要ありませんし、そもそも傘寿という習慣を意識せずに80歳をお祝いすることもあります。
80歳という長寿をお祝いする場合は、一般的に80歳の誕生日に合わせてお祝いすることが多いです。
傘寿のお祝いでよく行われる祝い方をご紹介していきます。
傘寿をお祝いするときは、ご家族はもちろん親戚や身内などが集まってお祝いすることが一般的です。
なかなか集まることのできない人たちが一同に集まる機会になりますので、傘寿をお祝いされる方はもちろん、集まる家族や親戚などにも非常に喜ばれます。
傘寿を迎えた方に対してプレゼントを贈ることも一般的です。
ご家族や親戚のみんなでひとつのプレゼントを贈るのも素敵ですし、それぞれがプレゼントを選ぶのも素敵ですよね。
傘寿は80歳の方をお祝いすることもあって様々なことに注意をする必要があります。
例えば、糖尿病の方には甘い食品は送らない、体力がない場合には遠方への旅行や長距離移動を伴う食事会を避けるなどの配慮が必要です。
80歳にもなると若々しく元気な様子でも不調があったり体力に制限がある場合も多いですが、普段近くで過ごしていない家族である場合、本人の体調や服用している薬などについて知らない場合も多いでしょう。
ですので、傘寿をお祝いする前には本人についてしっかりとリサーチする必要があります。
傘寿でプレゼントするものは本人が喜んでくれるものであれば何をプレゼントしてもいいのですが、やはりプレゼントは悩んでしまいますよね。
そこで傘寿に贈る定番のプレゼントを3つご紹介していきます。
傘寿という名前にちなんで傘はプレゼントとしてとても人気です。
一般的な雨を凌ぐための傘をプレゼントしてもいいのですが、ひと工夫するだけでもっと喜ばれる傘をプレゼントすることができます。
例えば、杖としての機能のある傘や、日傘としての役割も果たしてくれる晴雨兼用の傘などはご高齢者にも非常に喜ばれることでしょう。
扇子は「末広がり」な形から縁起がいいとされているほか、昔は高貴な人しか使うことのできなかったものですので、贈り物として選ばれることが多いです。
人生BOOKは、写真と共に自分史を振り返って一冊の本にするサービスです。
ただ自分史を1冊の本にするのではなく、写真を見たり話を聞いて人生に寄り添って作られる思い出BOOKですので、完成したときの感動はもちろん、人生を振り返る制作段階でも多くの感動を感じることができます。
この記事では傘寿のお祝いについてご紹介していきました。
「人生100年時代」の昨今では傘寿を迎える方は非常に増えていますので、傘寿をお祝いする機会も増えています。
本人の体調などをしっかりとリサーチした上で、喜んでもらえるようなお祝いをしましょう。
最後に関連記事をご紹介します。
人生BOOKのインスタグラムです。デザイン例や制作事例を発信しています。こちらもぜひご覧ください。